2017年04月28日
ディック・ブルーナ展とくまのがっこう展

昨日は松屋銀座で開催されている「シンプルの正体 ディック・ブルーナのデザイン」展と「誕生15周年記念 くまのがっこう」展に行って来ましたよ!
ディック・ブルーナさんは残念なことに2月16日に亡くなってしまいましたね。
とても好きな作家さんで、あれだけシンプルなタッチで描かれているのに見るたびに新しい発見があるのですよ。
僕がブルーナさんの作品を意識して見るようになったときには、すでにブルーナさんはおじいちゃんでした。
優しげなお顔をしたおじいちゃんが、こんなにも可愛らしい絵を描くなんて、とても素敵だと思いましたヨ。
あと、お仕事をする事務所まで自転車で毎日通勤していることに今も憧れがあるなぁ。
今回の展覧会では、デザイナー時代の作品から絵本作家時代まで、沢山の作品が見ることが出来ます。
デザイナー時代から一貫しているのが、どの作品も本当にシンプル!
デザイナー時代と絵本作家時代の作風の大きな違いは、アウトラインの線があるなしが大きな違いかな(もちろん、デザイナー時代にも線を使っている作品はありますが)。
この展覧会は開催期間が短いので、忘れないうちに慌てて行ったのですね。
昨日、松屋銀座の8階に到着して驚いたのが「くまのがっこう展」もやっていた…!
それぞれ大きめな面積のグッズ売り場もあって、なんというか、8階全体がカオス!
少しでも気を抜いたら、お財布の中をスッカラカンにして家に帰っていた…!という事態になりかねませんよ。
いや、ホントにあの場所は危険です。一瞬で身ぐるみを剥がされかねないです。
とにかく、普通、こういった展覧会って開催時期を一緒にしないのでは…?と少々困惑しつつ、「誕生15周年記念 くまのがっこう」展も観ました。
「くまのがっこう」の絵本の原画を中心に展示されているのですが、驚いたのがマーメイド紙のようなザラッとした紙に水彩でさらっと描いていて、絵にとても透明感があるのですね。
クマさんの茶色など、もっと色を塗り重ねているのと思っていました。
そうそう、今回の2つの展覧会は、ブルーナさんが男性で、「くまのがっこう」の絵を描かれるあだちなみさん女性ですね。
ブルーナさんの絵にも憧れがあるけれど、女性の描かれる柔らかい絵にも別の憧れがあります。
女性の方は絵の仕事をしていない方でも、さらっと描いた落描きみたいな絵にも魅力があるのですよね。
特に線の描き方で思うのですが、あの女性の描かれる柔らかい線は僕には描けない。
お化粧の技術が絵に生かされているのでは…!と、以前に考えたのですがどうでしょう?
単純に男性と女性の脳の違いですかね?
posted by michi at 15:19
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2015年02月22日
岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ

今描いているのものも、なんとか終わりそうでホッとしています。
というわけで「岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ」。
世田谷文学館は自転車で行ける距離にあるのですが、以前にそんな話をしたことがあったのか、学生時代の友人から観に来るという連絡があったのですね。
近い場所だし挨拶だけでもと思いつつ、結局、一緒に観てしまいましたヨ。
岡崎京子の作品自体は「リバーズ・エッジ」と「ヘルタースケルター」しか読んだことがないけれど、この2作品、ホント面白いですよね。
画風は「ヘルタースケルター」のほうが、よりシンプルで好きかな。
展示内容は、漫画原稿から学生時代の作品、作者の写真やインタビューの載っている雑誌、映画のヘルタースケルターの衣装やスケッチなども見ることが出来ました。
あと、デビュー前にきょうこ おかざき名義で投稿された、イギリスのバンドQUEENイラストハガキの掲載されている音楽雑誌も展示されていましたね(QUEENが好きなので、何か嬉しい)。
非常に充実した内容なので、ファンだったら感激しちゃうんじゃないかな。
僕自身、漫画=週刊少年ジャンプという感じで過ごしてきたので、そこらへんの歴史は全く知らなかったけれど、展示されている当時の雑誌などを見ると、とんでもない影響力だったんだろうなぁ、という想像が出来ました。
とりあえず「pink」を読んでみようかな…と友人に話したら、ワニが出てくるとのこと。
一体、どのようなお話なのか全く想像が出来ない…。
posted by michi at 16:06
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2015年01月22日
難波田史男の世界 イメージの冒険

今日は雨が降っているけれど、出来ればこの際、雪のほうが良いな。
一昨日はアジアカップのヨルダン戦を観ましたヨ。
ヨルダンのラフプレーにハラハラっとしたけれど、アジアカップの3戦の中で一番良い内容でしたね。
ちょこっと気になるのが、八百長疑惑のあるアギーレさんのアジアカップ後はどうなるのでしょう…?
アジアカップを観ていると采配は悪くはないし、このまま続投してほしい気持ちもあるのですよね。
とにかく、次の試合も楽しみ!
というわけで、世田谷美術館で開催されている「難波田史男の世界 イメージの冒険」展に行って来ましたヨ!
この方の繊細な線で描かれた作品が大好きです。
32歳で亡くなられてしまったので創作期間自体は短いのですが、あらためて作品を観ると、初期の明るい色の作品から後期のちょこっと沈んだ色の作品、銅版画などバラエティに富んでいますね。
個人的には、1967年に制作された作品がみんな好きだな。
あと、1961年に制作された作品も個人的に好きな作品が多いです。
展示の最後には、抽象画家の難波田龍起(難波田史男のお父さん)の作品が4点展示されていました。
作品の安心感、安定度(?)的なものは圧倒的にお父さんのほうが上と感じたのですが、逆に難波田史男の魅力はなんだ?と考えると、少々不安定にも感じるところですかね。
お父さんが見守っているような構成が素敵だと思いつつ、もしも難波田史男が生きていたのなら、作品がどのように変化していったのでしょう?
そんなことも考えてしまいましたヨ。
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/index.html
posted by michi at 16:28
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2014年12月04日
伊藤正道作品集 出版記念展 ぼくへの小さな旅

場所は表参道駅から徒歩で3分くらいの「Gallery5610」というギャラリー。
絵本の原画などが沢山展示されていて、やわらかくて優しい画風の作品に見とれてしまいましたヨ。
あらためて思うのが、画面のすみに描かれた小さな動物などもホント可愛いのですよね。
そうそう、今回の展示ではレア(?)な「なっとーくん」という1982年頃に描かれた漫画原画も展示されていました。
本当に観てしまっても良いのか…!?とドキドキしつつ、僕が伊藤正道さんのイラストを知ったときは今の画風であったので、スタイル確立以前の画風がなんだかとても新鮮!
でも、やっぱりその後の画風に繋がるやわらかくて優しい感じがすでに絵の中にありますね。
会場には伊藤正道さんのお姉さまがいらして、少しだけお話をしました。
以前にも個展会場にてお話したことを憶えていてくださって非常に感激。
会場にはグッズも売られていてみんな欲しくなったけれど、今回出版された伊藤正道さんの作品集「ぼくへの小さな旅 ー空、星、夢の世界へ」を購入。
こちらには伊藤正道さんへの追悼メッセージの冊子「ぼくのなかのきみ」がついていて、こちらに僕もメッセージを書かせていただきました。
とりあえず僕のものは置いておくとして、沢山の方の素敵な言葉ばかりで、イラストレーター伊藤正道さんがとても素敵なお人柄であったことがあらためて解ります。
作品集「ぼくへの小さな旅 ー空、星、夢の世界へ」は、広告のお仕事、グッズ、絵本など膨大な作品が掲載されていて、原画とは違う印刷した作品としての魅力を楽しむことが出来ましたヨ。
伊藤正道作品集 出版記念展 ぼくへの小さな旅 ー空、星、夢の世界へ
http://www.deska.jp/exhibition_onview
posted by michi at 18:07
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2014年08月06日
日本SF展

「日本SF大学校」というコンセプトのもと、星新一や小松左京、筒井康隆、真鍋博、手塚治虫の生原稿や創作メモをはじめ、ウルトラマンやゴジラなどの特撮ものの資料まで展示されています。
日本SFの歴史をおさらい出来る内容となっているのですが、展示されている星新一の原稿の字体が、本番原稿だとマス目いっぱいに書かれて読みやすいのに、下書き原稿では文字が小さく読みづらい感じだったりするのですね。
SFの歴史も魅力的だけれど、そういった作品の制作途中の一端を垣間見ることが出来て非常に楽しかったです。
あと、面白かったのが「日本SFサッカークラブ」。
ちゃんと「日本SF作家ークラブ」に書き直してもらえば良かったのに…と思いつつ、そこらへんも楽しんでいたのでしょうね。
出口付近にゴジラやウルトラマン、アトムといった大きな人形が展示されていて、その中心に置かれているのが岡本太郎の太陽の塔。
太陽の塔ってモンスター的な魅力があるけれど、実際に並んでいる姿を見ても違和感がまったくないですね。
ミュージアムショップにはSFの本やアトム、ウルトラマンなどのグッズが売られていて、悩んだ末に購入したのがSFとは関係のない筒井康隆の「創作の極意と掟」。
早速、少しだけ読んでみたけれど、僕のように小説を書かない人でも楽しく読めそうです。
「表題」についての章では、本のタイトルに困ったときはテーマや内容に関係のなく付けるのもひとつの方法と書かれていました。
そういえば、たま〜に、この小説は内容とまったく関係のないタイトルなのでは…と困惑しつつ、とっても良いタイトルってありますものね。
posted by michi at 17:01
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2014年02月25日
星を賣る店 クラフト・エヴィング商會のおかしな展覧会

色々な競技を観たけれど、最終的にフィギュアスケートの浅田真央が全部持っていったような気がするな。
僕自身もフリーでの浅田真央の演技にはグッときましたヨ。
特に最後のステップは鬼気迫るものがあって本当に素晴らしかったな。
というわけで、先日観に行った世田谷文学館で開催中の「星を賣る店 クラフト・エヴィング商會のおかしな展覧会」。
「クラフト・エヴィング商會」というのは、装幀を中心としたデザイン・ワークを主として活動している吉田浩美さんと吉田篤弘さんお二人のユニット名だそうですが、この展覧会、説明が非常に難しい。
会場には、絵はがきや青色の色鉛筆、鋏、メモ、道化師の鼻、コーヒー屋さんの角砂糖の包み紙など沢山の小物が展示されているのですね。
それらは架空の世界の品々と思いつつ観ていると、突如、ピース(煙草)の丸い缶といった現実世界に存在するものがダイレクトに展示もされているのですよ。
展示を観ていて懐かしい気持ちも生まれつつ、現実とは少しだけ違う別の世界に迷い込んでしまったような感覚になりましたヨ。
英国から取り寄せたという角砂糖の包み紙のコーヒー屋さん、本当に存在するのかな…?
posted by michi at 16:38
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